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2022 年度 研究成果報告書

政治思想史方法論の新展開:ポスト・ケンブリッジ学派の諸動向と定量的解析を中心に

研究課題

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研究課題/領域番号 18K01419
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分06010:政治学関連
研究機関法政大学

研究代表者

犬塚 元  法政大学, 法学部, 教授 (30313224)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワード方法論 / ケンブリッジ学派 / 質的分析 / 計量テキスト分析 / テキストマイニング
研究成果の概要

研究期間を通じて得られた最大の成果は、英語圏における20世紀後半以降の政治思想史方法論の展開に、学説史的な位置づけを与えられた点である。具体的には、政治思想史研究におけるケンブリッジ学派の方法論は、実証主義や因果的説明をめぐる20世紀半ばの社会科学方法論論争(実証主義とヴィトゲンシュタイン派のあいだの方法論争)という知的文脈を無視しては理解できないこと、等が判明した。ケンブリッジ学派の方法論を「実証主義」や「コンテクスト主義」と位置づける理解は、テキストもコンテクストもふまえない誤読と判定できる。

自由記述の分野

政治思想史

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究課題で政治思想史方法論を再検討するなかでは、歴史研究としての政治思想史学は、政治学や現代政治論にどのように寄与できるか、という論点の検討が不可避となった。その検討の成果は、わたしたちが現代の政治を論じるにあたっては歴史的アプローチや思想的アプローチも欠かせないという認識のもとに、一般向け・初学者向けの政治学教科書(共著『政治学入門 歴史と思想から学ぶ』)の執筆・公刊や、朝日新聞掲載書評というアウトリーチ活動においても活用することができた。

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公開日: 2024-01-30  

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