研究課題/領域番号 |
18K01430
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研究機関 | 宮崎産業経営大学 |
研究代表者 |
福島 都茂子 宮崎産業経営大学, 法学部, 教授 (00511982)
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研究分担者 |
梶原 克彦 愛媛大学, 法文学部, 准教授 (10378515)
近藤 正基 京都大学, 法学研究科, 教授 (80511998)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | ポピュリズム / 比較政治 / 政党分析 |
研究実績の概要 |
平成30年度は、各自が担当する各国のポピュリズム政党に関する研究を順次進めていった。5月に研究代表者および研究分担者全員による研究会を宮崎で開催し、共同研究の基本方針を確認し、各自の研究分担と今年度の研究計画および研究アプローチの方向性を確認した。 これらをもとに、研究代表者である福島は9月にフランスを現地調査のために訪れ、担当の研究対象であるフランスのポピュリズム政党「国民連合」(国民戦線から改称)に関する資料収集および元副党首へのインタビューを実施した。中でも特に家族政策に関する分析を進めた。現在これらの成果の公表に向けて準備中である。 研究分担者である梶原は2月にオーストリアに行き、国立図書館を中心に、担当の研究対象であるオーストリアのポピュリズム政党「自由党」に関連する資料の収集を行った。中でも移民・難民政策に関する分析を進め、現在公表に向けて準備中である。 研究分担者である近藤は12月にドイツを訪れ、担当の研究対象であるドイツのポピュリズム政党「ドイツのための選択肢」(AfD)本部を訪れ、現地での資料収集および議員へのインタビューを行った。中でも福祉に関する分析を進めた。 これらの各自の研究蓄積は今後順次公表していく予定である。また、全員による研究会を実施し、各自が蓄積した研究成果を報告し合い、議論を深め、それらを基に全員で各国の政党の比較分析および党組織・支持層の総括も進める予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究代表者および分担者が順次研究を進めており、一定の成果が出ている。
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今後の研究の推進方策 |
平成31年度(令和元年度)は、夏に研究会を開催し、各自の研究成果を報告し、各国のポピュリズム政党の比較分析を進める予定である。また、ここでの議論をふまえて、各自が蓄積した研究成果をさらにブラッシュアップし、順次公表していく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本研究は外国での現地調査が必要不可欠のため、平成30年度は旅費を多めに計上していたが、研究分担者である梶原の海外渡航の費用は他の資金から賄ったため余剰が出た。この余剰分は次年度の海外渡航費用や物品費等に使用する予定である。
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