• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 実績報告書

タイにおける国王の政治的役割の変化と「国体」概念の揺らぎ

研究課題

研究課題/領域番号 18K01447
研究機関法政大学

研究代表者

浅見 靖仁  法政大学, 法学部, 教授 (60251500)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードタイ / 王室 / プミポン / ワチラロンコーン / 国王 / 政治 / 王政 / 民主化
研究実績の概要

本研究は4年間の予定だったが、コロナ禍のため海外調査を行えない時期があり、1年延長して2022年度まで行った。5年間に12回計105日間の現地調査を行った。
2018年度には、日本タイ学会の研究大会において"Reforming Thai politics for equality and justice"と題する分科会を開設し、司会兼コメンテーターを務めた。アジア政経学会の秋季研究大会では、"Do Democracies Decline in Asia?"と題する分科会の司会兼コメンテーターを務めた。どちらの研究大会でも本研究の成果をコメントに反映させることができた。
2019年度には、日本タイ学会の研究大会において「ラーマ10世即位後のネットワーク・モナーキーの変質」と題する研究報告を行った。アジア政経学会が発行する『アジア研究』にアジアの民主主義に関する特集のとりまとめ役を担当し、4つの掲載論文を総括する論考も執筆した。
2020年度には、日本比較政治学会の研究大会にタイの王室の政治的役割に関するペーパーを提出し、口頭発表も行った。2021年度には、『タイの近代化:その成果と問題点』(阿曽村邦昭編)という単行本に所収された「タイにおける王室の政治的役割の変化と民主主義の混迷」という章にこれまでの研究成果をまとめた。日本タイ学会の研究大会において「『プミポン・コンセンサス』再考:その成立過程と負の遺産」というタイトルで発表も行った。
2022年度には、日本タイ学会の研究大会でバンコク都知事選の結果について報告した際や、法政大学法学部が発行する『法学志林』に「バンコクの地域的多様性と有権者の投票行動:政治対立の構図と世代間格差の交差」と題する論文を発表した際に、タイ政治の新たな対立軸の1つとして王室の政治的関与に対する考え方の違いを指摘し、本研究の成果を反映させた。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023 2022

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] バンコクの地域的多様性と有権者の投票行動:政治対立の構図と世代間格差の交差2023

    • 著者名/発表者名
      浅見靖仁・松本朋子
    • 雑誌名

      法学志林

      巻: 120 ページ: 1-32

    • オープンアクセス
  • [学会発表] バンコク都知事選・都議選と政党間の力関係の変化2022

    • 著者名/発表者名
      浅見靖仁
    • 学会等名
      日本タイ学会

URL: 

公開日: 2023-12-25  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi