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2021 年度 研究成果報告書

超高齢社会の地域包括ケアにおける時間銀行ガバナンス

研究課題

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研究課題/領域番号 18K01450
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分06010:政治学関連
研究機関早稲田大学

研究代表者

福田 耕治  早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (20165286)

研究分担者 福田 八寿絵  鈴鹿医療科学大学, 薬学部, 教授 (60625119)
引馬 知子  田園調布学園大学, 人間福祉学部, 教授 (00267311)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード時間銀行 / 地域包括ケア / 多職種連携 / Covid-19 / ボランティア
研究成果の概要

新型コロナウイルス感染拡大の影響により、欧州諸国がロックダウンを実施し、入国拒否状態になった。そのため欧州委員会の関係行政機関や欧州諸国の高齢者ケアに関する現地インタビュー調査が実施ができなくなった。そこで研究計画の一部を変更し、国内の地域包括ケアに焦点を絞り、日本でも時間銀行システムを導入できる可能性があるボランティア・ワーカーをも含む、自治体等の行政、医療機関や介護福祉施設など、地域包括ケアシステムにおける機関を越えて連携・共働する多職種、多機関連携のガバナンスの在り方について共同研究を行い、その成果を国際査読つきの海外英文ジャーナルに2報を発表し、また国内学会誌にも寄稿した。

自由記述の分野

政治学

研究成果の学術的意義や社会的意義

超高齢社会における持続可能なケアは、高齢者のみならず、障害者や子どもを含む「地域包括ケア」の効率的なガバナンスが不可欠である。そこで政府・行政、医療機関、福祉施設のみならず、NGO/NPO、市民社会の主体的な参加、ボランティアが参加しやすいEU諸国にあるような時間銀行制度を組み込むのも有効な選択肢の一つとなる。地方・地域間、世代間、企業、多機関・多職種の連携協力によって、ケアという公益に資するサービスを供給する社会連帯の仕組みを制度化することの社会的意義は大きい。本研究の成果は、少子高齢化が深刻化するわが国で、互酬原理に基づくセーフティーネットを貼り直すうえで制度と政策への示唆となろう。

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公開日: 2023-01-30  

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