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2023 年度 実績報告書

国際連盟の社会人道分野での活動から国際連合経済社会理事会への連続と断絶

研究課題

研究課題/領域番号 18K01461
研究機関東京大学

研究代表者

後藤 春美  東京大学, 大学院総合文化研究科, 教授 (00282492)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード国際連盟 / 国際連合 / 経済社会理事会
研究実績の概要

本研究は2018年度から2024年3月末まで実施したものである。2018年度はAセメスターがサバティカルであったので、オクスフォード大学 Nissan Institute of Japanese Studies に Visiting Fellow として受け入れていただき、史料収集を開始した。
2019年度は9月に10日ほどロンドンに赴き、イギリス公文書館、大英図書館などで史料収集を継続した。また、The League of Nations and the East Asian Imperial Order, 1920-1946 (Palgrave Macmillan, 2020) の原稿を準備する過程で、新しく収集した史料を第10章に盛り込んだ。なお、この書物は、以前に受けた科学研究費に基づく成果である。記して感謝申し上げたい。
2020年度から2022年度はコロナ禍によって史料収集に赴くことが完全に不可能になってしまった。やむなく、この間には、国際連盟や国際連合の基盤となる「国際主義」の思想面に関し、19世紀にまで遡り、また国際法など関連する分野の先行研究を渉猟し、理解を深める活動を中心に行った。これは2021年5月に開催された日本西洋史学会で基調講演「国際連盟の第三の機能ー保健機関とアヘンの規制を中心に」を行い、また同年11月に開催された史学会シンポジウム「世界主義の諸様相ーコスモポリタニズム・アジア主義・国際主義」にパネリストとして参加した際に活かすことができた。
研究期間を二度延長していただき、また2023年度Sセメスターは再びサバティカルであったので、ロンドン大学政経学院(LSE) に Visiting Senior Fellow として受け入れていただき、中断していた史料収集を再開した。年度の後半はこの史料を整理した。今後も研究を続け、成果をまとめて行きたい。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2023

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 日英同盟の時代と戦争についての考え方の変化2023

    • 著者名/発表者名
      後藤春美
    • 雑誌名

      近代日本研究(慶應義塾福沢研究センター)

      巻: 39 ページ: 65-98

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 国際協力の歴史ーー19世紀からSDGsまで2023

    • 著者名/発表者名
      後藤春美
    • 雑誌名

      山川PRESS

      巻: 14 ページ: 30-31

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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