研究課題/領域番号 |
18K01478
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研究機関 | 共栄大学 |
研究代表者 |
石塚 勝美 共栄大学, 国際経営学部, 教授 (20337653)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | Ireland / peacekeeping operations / United Nations / Lebanon / UNIFIL / Hezbollah |
研究実績の概要 |
令和2年度は、アイルランド共和国の陸軍が南レバノンにある国連PKO、すなわちUnited Nations Interim Force in Lebanon (UNIFIL)に関してと、そこに駐留するアイルランド部隊の役割や課題について調査をした結果を各論文等で出版し、国際学会でも発表した。国際学会に関しては、Academic Council on the United Nations System (ACUNS)において"The United Nations Interim Force in Lebanon (UNIFIL) and Ireland as a troop contributor: from the field research in 2019"を発表した。また共栄大学研究論集には、”The Role of Hezbollah in South Lebanon and its Relation with UNIFIL”を出版した。さらに埼玉学園大学紀要には、"The Effect of Dual Approach of the United Nations Interim Force in Lebanon"を出版した。"
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
アイルランド共和国の国連PKO政策に関しては、1年目において一般的な歴史や基本政策についてアイルランドの首都ダブリンでの現地調査で学び、2年目にアイルランド部隊が駐留しているUnited Nations Interim Force in Lebanon (UNIFIL: 国連レバノン暫定軍)に赴き、実際のアイルランドのPKO兵士が実際に行っているミッションについて調査をし、またUNIFIL自体の問題、また南レバノンが抱える武装勢力であるHezbollahについても調査をした。これはレバノン部隊がUNIFILでオミッションにおいて避けては通れない問題でもある。このように、ダブリンそしてレバノンでの2つの現地調査により、アイルランドの国家及び兵士たちがどのような政策や主義の下で国連PKOに接しているかを理解することができた。
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今後の研究の推進方策 |
3年目の昨年度は最終年度であったが、新型コロナウィルスの蔓延によって予定通りの研究や調査ができなかったために、1年延長を申請した。そして本年度は最終年度として、6月の国際学会(The Academic Council on the United Nations System: ACUNS)でに発表、さらには3月に別の国際学会:ISAでの発表を予定している。また予算に余裕があれば、再度アイルランドのダブリンに現地調査を希望する。今まではアイルランドの国連PKO参加に関してはUNIFILのみを扱ったが、他の国連PKOについても扱ってみる。最終的にアイルランドが理想主義の立場で国連PKOに参加していることを立証するが、アイルランドPKO政策における課題点についても考えていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルスの蔓延によって予定通りに研究調査が進まなかったため
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