研究課題/領域番号 |
18K01494
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研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
酒井 英一 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (10388481)
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研究分担者 |
佐藤 洋一郎 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (90569782)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 防衛 / オーストラリア / イギリス / 安全保障 / 中国 |
研究実績の概要 |
2019年7月4日から6日にかけてシンガポール南洋工科大学にて開催された International Studies Association (ISA) Asia-Pacific Conference 2019, Singapore にて日英防衛協力について現時点での研究到達点に関する論文を発表し、パネル討論者と聴衆から様々な助言や批評を頂いた。2019年8月31日から9月5日にかけては、オーストラリアのキャンベラにて、共同研究者の佐藤洋一郎教授と共に、オーストラリア防衛省の職員に面談調査を実施し、日豪防衛協力の最前線の実態についての貴重な情報を得ることができた。2020年2月25日と26日の両日には、佐藤教授と共に英国ロンドンにて、イギリス外務省 (Foreign and Commonwealth Office) の職員に面談調査を実施、日英防衛協力の実態と将来への展望について最新の情報を得ることができた。2月28日にはベルギーのアントワープ大学にて、地元との研究者と意見交換をすることができ、我々の研究論文を書籍にて出版する打ち合わせが出来た。これでフィールド・リサーチはほぼ終了したと考えている。3月には ISA Honolulu 会議で日豪協力の部分を口頭発表する予定でいたが、コロナ・ウィルスの問題でこの会議は中止になった。今年の12月にはアントワープにて、日英防衛協力の論文を口頭で発表することになっている。今後海外渡航が解禁されれば他の国際会議に参加することを目指す。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年3月下旬からISA Annual Convention 2020 Honolulu にて日豪防衛協力について現時点での研究到達点に関する論文を発表する予定であったが、新型コロナウィルス蔓延の状況を理由にこの会議は中止され参加は叶わなかった。さらに6月には ISA Ifraine 会議(モロッコ)での論文発表も同会議のキャンセルによって中止となった。日豪関係については、折を見て何とか口頭発表できる場を探したい。
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今後の研究の推進方策 |
これからは、我々のフィールドリサーチに基づいて、理論構築を行うと共に、国際会議やワークショップ等に積極的に参加し、さらなるフィードバックを得て、書籍ないしジャーナルにて論文を発表する年にしたい。ただ新型コロナウィルスの感染爆発により、予定していた会議全てが中止に追い込まれており、先が見えない状況である。ただ12月にアントワープにて日英関係の方は、最終の形になる論文を発表する予定ではある。
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次年度使用額が生じた理由 |
3月に参加予定していた 国際会議 ISA Honolulu 2020 がコロナウィルスによる影響で中止となり、その他の学会活動も中止に追い込まれたために、旅費未使用の分が増えた。2020年度に参加予定したいたISA Ifraine 会議、ISA ソウル会議、IPSA リスボン会議が全て中止になっているが、アントワープ大学が中心で12月に開催予定の国際会議に参加する予定である。その際の渡航費、滞在費に今年度の分を使用する予定である。
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