研究課題/領域番号 |
18K01494
|
研究機関 | 関西外国語大学 |
研究代表者 |
酒井 英一 関西外国語大学, 外国語学部, 教授 (10388481)
|
研究分担者 |
佐藤 洋一郎 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋学部, 教授 (90569782)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 防衛 / オーストラリア / イギリス / 安全保障 / 中国 |
研究実績の概要 |
2020年度では新型コロナウィルスのパンデミックという状況下で、海外渡航がほぼ全て不可能になり論文の発表機会が軒並み中止となった。参加予定していた 6月の International Studies Association (ISA), Ifrain 会議(モロッコ)はキャンセルになり、論文発表は中止となった。また7月に参加予定していた International Political Science Association (IPSA), Lisbon 会議(ポルトガル)の会議も本年に延期になった。本年に入ってからは、4月9日には ISA Las Vegas がヴァーチャル会議になり、インド太平洋の安全保障に関するラウンドテーブルに討論者として参加し、安全保障政策に関する貴重な意見交換をアメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアの研究者とすることができた。6月中旬には、日本、英国、豪州でのフィールド・リサーチを通して蓄積してきたや各種会議で得た知見やフィードバックを反映させたものを、論文としてまとめあげる予定である。この論文を10月にはアントワープ大学(ベルギー)での会議にて発表する予定である。この会議は昨年2020年12月に予定されていたものが、本年に延期になったものである。ただコロナパンデミックの状況次第であり、この渡欧計画の実現の見通しは未だ不透明である。また昨年7月開催予定で延期になった IPSA Lisbon 会議が本年7月にヴァーチャル会議になることとなり、こちらでも論文を発表する予定である。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナパンデミック状況下で、参加予定していた国際会議やワークショップが軒並みキャンセルあるいは延期になってしまい、他の研究者からフィードバックを得る機会を喪失した。今後の国外渡航が許可されれば、何らかの機会を見つけ口頭発表をしたいと考えている。それが叶わない場合は Zoom 等を使ったヴァーチャル会議参加も積極的にやっていきたい。
|
今後の研究の推進方策 |
これからは今まで蓄積してきたフィールドリサーチでの情報と、知見、フィードバックに基づいて日英豪間における防衛協力の理論構築を行う。また今後再開が予想される各種会議やワークショップに積極的に参加し、この出来立ての理論に関して、更なるフィードバックを得たいと考えている。10月にはアントワープ大学で、この理論の論文を口頭で発表する予定であり、最終の仕上げを期する。
|
次年度使用額が生じた理由 |
昨年アントワープで予定されていたワークショップが本年に延期になり、その渡航費用および、来年3月に予定されている ISA ナッシュビル会議での論文発表にも使用する予定があるためである。
|