研究成果の概要 |
Caldari准教授と進めてきたマーシャルの未刊の手稿を再構成して出版する作業が終わり、Alfred Marshall's Last Challenge. His Book on Economic Progressとして出版された。厚生経済学の歴史的再検討に関わる成果が、共編著 Welfare Theory, Public Action, and Ethical Values. Revisiting the History of Welfare Economicsとして出版された。また『福田徳三著作集』第14巻『労働権、労働全収権及労働協約』も、西沢の解題を付して出版された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
Caldariとの共編著 Marshall's Last Challengeは、未刊の手稿を整理し、マーシャルの最終巻を出版したもので、マーシャルの経済思想研究にとって意義があるものと思われる。Backhouse, Baujardとの共編著Welfare Theory, Public Action, and Ethical Valuesも、厚生経済学史の研究に新たな知見を提供し、平井俊顕との共編著『ケンブリッジ知の探訪、経済学・哲学・文芸』も広い視野を提供している。 また、『福田徳三著作集』第14巻『労働権・労働全収権及労働協約』(解題:西沢保)も一定の学術的貢献をしていると思われる。
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