研究課題
基盤研究(C)
本研究では,ロシアの2011年と2016年の大規模かつ詳細な基準(ベンチマーク)となる供給・使用表(SUT)と対称的産業連関表(IOT)ならびにそれらを延長した2012―2015年と2017―2020年のSUTについて詳細な検討を行った.また,これらのデータを用いて,石油・ガス産業等や軍事産業を含むロシアの生産・支出面全体にわたる産業・生産物構造を分析し,付加価値貿易の分析を行った.
比較経済論, 経済統計論, 産業連関論
本研究により,ロシアの経済循環と産業・貿易構造の一般的かつ詳細な姿と,その特異性が国際比較において初めて明瞭になった.また, ロシアの経済統計の到達点と問題点も明らかになった.