研究課題/領域番号 |
18K01542
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研究機関 | 横浜国立大学 |
研究代表者 |
SHRESTHA N.P. 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 准教授 (10647316)
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研究分担者 |
佐藤 清隆 横浜国立大学, 大学院国際社会科学研究院, 教授 (30311319)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 実質国際産業連関表 / Real Input-Output Table / Global Value Chain / Production Linkage / Estimation of IO Table |
研究実績の概要 |
本研究の延長期間の2021年度で以下の作業を行った。第1に、以前推計した内生19か国の製造業15分類の実質国際産業連関表に関して、内生国を増大とより近年の情報にアップデートするための資料やデータ収集に努めた。具体的に、内生国を25か国以上にできるように、経済協力開発機構(OECD)から最新の2021年版の国際産業連関表(1995年から2018年までの66か国、45産業分類)を収集し、経済産業研究所(RIETI)の産業別実質実効為替レートの計算用の28か国の産業別月次物価指数を年次指数に変更し、内生国19か国の製造業15産業分類の新しい実質国際産業連関表(Global Input-Output Table in Real Term, RGIO)の推計する準備が終わっている。しかし、新型コロナウイルス感染の拡大が2021年度も収束してない状況が原因で、実質国際産業連関表の推計が遅れてしまい、2022年度の再延長期間中に完成させる予定である。 第2に、2020年度にOperational Research Society of Nepal学会で報告した論文「Asia Before and After the Global Financial Crisis」の理論的な修正とコメントへの対応などを行い、新しいデータが完了次第新しい学術論文が完成できるよう準備した。2021年度も2020年度と同様国内外での学会や会議が相次いで開催が見送れたり、中止されたりしたため論文が期待通りの水準に達してないのが現実であり、2022年度は国内外の学会や会議も少しずつ開催されるようになり、研究の成果を発表し、良い論文に仕上げる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス感染拡大状況によって、研究活動は遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度で①経済協力開発機構(OECD)から最新の2021年版の国際産業連関表(1995年から2018年までの66か国、45産業分類)を収集したデータ、②経済産業研究所(RIETI)の産業別実質実効為替レートの計算用の28か国の産業別月次物価指数を年次指数に変更したデータ、③国連UN COMTRADEから収集した内生・外生国の2か国間貿易(Bilateral Trade)データ、④UNIDOが提供する産業データ(Industrial Statistics)をもとに内生国25か国(関連データの有無に応じて内生国の数が増減する場合がある)の製造業15産業分類の新しい実質国際産業連関表(Global Input-Output Table in Real Term, RGIO)の推計を行う。 研究論文に関して、コロナがだいぶ落ち着いてきた状況で国内外の学会や会議で研究成果を発表し、論文の改善に努め、2022年度中に査読付き国際雑誌に投稿する予定である。 最終的に2022年度までに新しく推計した名目と実質ベースの国際産業連関表2種類のデータベースを横浜国立大学のホームページで無料公開する予定である。。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染状況によって、予算執行ができなかったからである。
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