研究課題/領域番号 |
18K01588
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研究機関 | 明治学院大学 |
研究代表者 |
大村 真樹子 明治学院大学, 経済学部, 教授 (80397835)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 健康 / 子ども / 社会経済格差 / 貧困 |
研究実績の概要 |
今年度は在外研究期間とも重なったこともあり、フランスのボルドー大学公衆衛生研究所大学院に所属し、研究課題に関する免疫学、公衆衛生学、統計学、データサイエンスに関する研修を受け、新たな知見を獲得した。この過程で複数の公衆衛生データサイエンス関連共同プロジェクトを実施し、共同論文(草稿)を3本執筆した。また、今年度は複数諸国の健康関連データを使用し、各国間比較を実施する予定でいたが、新たにフランス母子の健康に関する時系列パネルデータへの利用承認を獲得できたため、本データ及び新たに習得した統計手法・プログラムを使い、子どもの健康と社会経済格差に関する研究を開始した。特に、公衆衛生上重要も重要な子どもの身体的・精神的疾病と社会経済格差に関する研究を次年度も引き続き進める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始当初2年間の役職業務及びその後の新型コロナ感染症の影響による研究の遅れがあったため、当初の予定よりは遅れている。しかしながら、本年度は公衆衛生学等に関する新たな知見も獲得し、遅れつつも順調に研究を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き9月中旬までのサバティカル期間を利用し、公衆衛生学・医学の専門家がいる環境で知見を得つつ本研究を進める。また、引き続き新たな統計・プログラミング手法を獲得する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染症の影響により、予定していた研究出張も取りやめざるを得ず、また、研究外の教務等の業務負担増があり、研究に遅れが生じたため。 引き続き9月中旬までのサバティカル期間を利用し、公衆衛生学・医学の専門家がいる環境で知見を得つつ本研究を進める。また、引き続き新たな統計・プログラミング手法を獲得する。
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