研究課題/領域番号 |
18K01603
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
高木 真吾 北海道大学, 経済学研究院, 教授 (10326283)
|
研究分担者 |
高良 佑樹 千葉経済大学, 経済学部, 講師 (90835860)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
|
キーワード | パネルデータ / 入札モデル |
研究実績の概要 |
日本の小売電力市場に関して,混合戦略均衡を持つ非対称入札モデルを適用し,構造推定を行う方法論の提案と実証分析を行った論文 "A Structural Estimation Approach to an Asymmetric Auction Model for the Japanese Retail Power Market" を URL(https://ideas.repec.org/p/ngi/dpaper/19-18.html)にて公表し,学術雑誌に投稿中である.
他にも交差固定効果を持つ非線形パネルデータ分析を応用し,貿易データについて実証分析を行った論文 "Unobserved Cultural Relations and Cultural Goods Trade: Empirical Approaches to Cultural Studies" を RMIT University Vietnam(6月10から12日)で開催された The Fifth Asian Workshop on Cultural Economics(査読付き国際ワークショップ)にて共同研究者の高良佑樹が報告し,交差固定効果を持つ非線形パネルデータモデルの固定効果部分をその水準によってグループ化し,実証的含意を明確化するための分析枠組みについて議論し,貿易データについて実証分析を行った論文 "Measuring unobserved cultural effects on music trade: grouping interactive fixed effects in sample selection models" という論文を同志社大学(8月13日)で開催された Data Science, Statistics & Visualization 2019(査読付き国際学会)にて高良佑樹と研究代表者が共同報告を行った.
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1編の論文を投稿し,今後も改定・投稿予定である.
|
今後の研究の推進方策 |
学会報告論文を行った論文を改訂し学術雑誌へ投稿する.
|
次年度使用額が生じた理由 |
2019年度末に研究成果の報告のための出張を予定していたが,新型コロナウイルスのため学会・ワークショップが開催中止になり,出張が見送られた.2020年度中に学会参加を多めに行うことによって次年度使用額を利用する予定である.
|