研究課題/領域番号 |
18K01645
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07050:公共経済および労働経済関連
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
小野 浩 一橋大学, 大学院経営管理研究科, 教授 (80747981)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | happiness / subjective well-being / motivation / productivity |
研究成果の概要 |
幸福度は,GDPなど社会・経済環境からなるマクロ要因と,個人的属性や業績からなるミクロ要因の両方によって決まる。本プロジェクトでは,国際データまた日本国内のデータを用いて,幸福度を決定する要因を明らかにした。分野は,幸福度の国際比較,日本の幸福度,働き方と幸福度,コロナ感染と幸福度について研究を進めた。マクロ要因としては,所得不平等,社会保障制度の役割が幸福度に大きく影響していることを明らかした。ミクロの分析では働き方に注目し,日本の働き方で幸福度や生産性を押し下げている要因などを明らかにした。研究成果として,高い幸福度→高い生産性→短い労働時間→高い幸福度という好循環のメカニズムを提唱した。
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自由記述の分野 |
Labor economics, happiness studies
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幸福の追求は,人間の行動を研究する上での基本的かつ普遍的な条件である。近年,データ・分析手法の進化により,幸福をより科学的に,より体系的に研究できるようになってきた。このプロジェクトでは,これまでの幸福に関する研究成果を踏まえ,幸福の決定要因をミクロとマクロの両面から,国際データまた日本のデータを用いて分析した。研究結果は,幸せを決定するメカニズムの解明に貢献し,経済的ウェルビーイングと主観的ウェルビーイングの複雑な関連性の理解を深めた。
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