研究成果の概要(和文):本研究では、韓国を事例として、自国の労働者と競合することを避ける仕組みを備えた制度の下で外国人労働者を受け入れた場合においても、外国人労働者は自国の非正規雇用労働者と代替関係となるのか、それとも代替関係となるのか、マイクロデータによる分析、産業に対する実態調査を通じて明らかにした。 分析の結果、自国の労働者と競合することを避ける仕組みを備えた制度の下で外国人労働者を受け入れた韓国では、総じてみれば外国人労働者は韓国人の非正規雇用労働者と代替関係にあるものの、造船業など一部産業では外国人労働者と韓国人の非正規雇用労働者が補完関係になっていることがわかった。
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