研究課題/領域番号 |
18K01696
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
高 準亨 青山学院大学, 経済学部, 教授 (40632279)
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研究分担者 |
舟島 義人 東北学院大学, 経済学部, 准教授 (30635769)
森田 裕史 法政大学, 経済学部, 准教授 (70732759)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | オープンマクロ経済学 / 国際金融 / ウェーブレット / トレードコスト / ベイズ推定 / VAR |
研究実績の概要 |
2018年度の研究実績は次のとおりである。 共同研究者であり分担者の東北学院大学経済学部の舟島義人准教授と「On the Sources of the Feldstein-Horioka Puzzle across Time and Frequencies」というタイトルの共著論文を完成した。Oxford Bulletin of Economics and Statisticsという国際的に著名なジャーナルに投稿し、エディターと複数のレビュアー達から建設的なレビュー・レポートを数回いただいた。いただいたコメントを数回修正をした後、最終的に掲載されることが確定した。 もう一人の分担者である法政大学経済学部の森田裕史准教授と「The Dynamics of Gravity」という論文を作成した。本論文は研究代表者が理論モデルを構築し、分担者の森田氏が推定を担当した。2018年6月にUC Davisで開かれたEconometric Society主催の「2018 North American Summer Meeting」に参加し、この共著論文を発表した。いただいた貴重なコメントを参考に論文の修正を加え、著名なジャーナルに投稿を済ませた。 2018年度中は、分担者達と定期的にスカイプなどを通じてオンラインでのミーティングを行った。また、共同作業が必要な際には直接研究室で複数回研究打ち合わせを行った。具体的には、共著論文についてのモチベーションの修正・拡張やデータの収集作業などを行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
研究論文の一つが著名な国際ジャーナルにパブリッシュされることが確定した。
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今後の研究の推進方策 |
2018年度の研究に引き続き、2019年度も分担者達とオンライン・オフラインで研究打ち合わせをしながら、共同研究を続ける。研究代表者である高は8月から一年間在外研究でアメリカのコロンビア大学に滞在する予定のため、共同研究に問題がないように渡米する前からミーティングや各分担者がやるべきことを決めておく。コロンビア大学に滞在する期間も続けて共同研究を続ける。
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次年度使用額が生じた理由 |
2人の分担者が個人配分額よりも下回る支出を行ったため。2019年度は研究代表者の高が8月から一年間アメリカのコロンビア大学に行くため、それに伴う費用が大きく発生すると予想される。例えば、3人が直接研究打ち合わせをするには国内でやるよりも旅費が発生するので、それに関連した費用に使用したい。
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