研究実績の概要 |
研究分担者の東北学院大学経済学部の舟島義人教授と共同研究を行い、1990年代から2000年代にかけてアメリカと対世界の間で発生した貿易不均衡(Global Imbalance)の主な原因を、ウェーブレット(Wavelet)手法を用いて分析した。その結果を2022年8月にシンガポールで開催された「Singapore Economic Review Conference 2022」で発表した。またKorea University Department of Econoicsが主催する「Macroeconomics Seminar」に招待され、2022年12月に講演を行った。 もう一人の研究分担者である法政大学経済学部の森田裕史准教授とトレードコストと国際貿易及び国際金融取引との関係をPANELVARモデルを用いて時系列の観点から分析を行った。「The Dynamics of Gravity」という論文を作成し、研究をさらに重ね、論文修正を行い、著名なジャーナルに投稿した。 他にも国際金融論における(金融当局が三つの目標を同時に達成できない)金融のトリレンマとマクロプルーデンス政策との関係について分析を行い、「Financial Stability, Impossible Trinity, and Macroprudential Policy」という論文を作成し、ジャーナル投稿を行った。
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