研究課題/領域番号 |
18K01726
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研究機関 | 獨協大学 |
研究代表者 |
西牟田 祐二 獨協大学, 経済学部, 教授 (90183897)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ドイツ / アメリカ合衆国 / 金融関係 / 外交問題評議会 |
研究実績の概要 |
科研費研究テーマ「20世紀独米金融・経済関係の研究1914年~1953年」の中で、2021年度においては、ドイツとアメリカ合衆国の間の経済関係の内の産業関係に焦点を当てた研究を2020年2月に西牟田祐二単著『語られざるGM社―多国籍企業と戦争の試練―』(日本経済評論社、2020年2月)として刊行したのを踏まえ、今度は同時代とりわけ1920年代から1930年代のドイツとアメリカ合衆国の金融的相互関係の分析に入っている。その際、当初に予定していたアメリカ合衆国ニュージャージー州にあるプリンストン大学図書館付属文書館におけるジョン・フォスター・ダレス文書の収集が新型コロナウイルス感染症をめぐる渡航規制によって不可能となったことから、次善の策として、同文書館に所蔵され、かつ同大学によってマイクロフィッシュに加工されて出版されている外交問題評議会文書の購入を行ない、それに基づい分析を行なった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定であるアメリカ合衆国プリンストン大学図書館付属文書館への訪問による文書資料の収集および分析の代わりに同大学が出版するマイクロフィッシュの購入ができたのでそれに基づいて分析を進行させることが可能になったから。
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今後の研究の推進方策 |
次年度(2022年度)もアメリカ合衆国プリンストン大学附属図書館付属文書館が刊行しているマイクロフィッシュ資料の購入を進め、それに基づいてドイツとアメリカ合衆国の間の経済関係特に金融関係の分析を深める。また可能ならば、アメリカ合衆国プリンストン市のプリンストン大学図書館付属文書館を実際に訪問し、マイクロフィッシュ化されていない現物文書の収集および分析を行なう予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2021年度は前年度に引き続き新型コロナウイルス感染症に関連する渡航規制によりアメリカ合衆国プリンストン市にあるプリンストン大学図書館文書館に訪れることができず、同図書館が出版するマイクロフィッシュ資料を次善の策として購入したが、なおその一部にとどまるため、次年度(2022年度)においてもマイクロフィッシュ資料の購入、およびそれに基づく分析を行なう計画である。
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