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2023 年度 研究成果報告書

19世紀後半、中国海関の無条約国への対応ー原資料による国際貿易と統計処理の検討

研究課題

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研究課題/領域番号 18K01739
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07070:経済史関連
研究機関龍谷大学

研究代表者

濱下 武志  龍谷大学, 公私立大学の部局等, 研究員 (90126368)

研究分担者 小泉 順子  京都大学, 東南アジア地域研究研究所, 教授 (70234672)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード無条約国 / 貿易統計 / 中国海関 / 香港 / シャム
研究成果の概要

19世紀後半に中国で登場した新たな貿易管理機構である海関は、それ以前に存続した清朝を中心とする朝貢貿易を引き継ぎかつ改変する課題に直面した。旧朝貢国の中にはシャムのように無条約国となった国があった。この無条約国との貿易に関して、初期の中国海関がいわゆる朝貢関係と条約関係の間に立ち、貿易統計のみならず海関の海洋インフラ整備事業も、無条約国への対応は条約港の下に包摂して対処したかを考察した。

自由記述の分野

経済史

研究成果の学術的意義や社会的意義

19世紀後半に中国で登場した新たな貿易管理機構である海関が直面した課題と対応について、従来のいわゆる「朝貢から条約へ」という東アジア近代史の移行の議論に対し、経済史・地域関係史の視点から再検討を加え、初期の中国海関がいわゆる朝貢関係と条約関係を条約港としての交易活動に包摂し、華商ネットワークとアジア域内貿易の拡大をもたらしたとするアジアの側からの近代経済史像を提起した。

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公開日: 2025-01-30  

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