従来の研究では、産業史あるいは近代史で質的研究でしか行えなかったことを、1)どのようなつながり方をしているのかを客観的に見えるような形にした。2)歴史GISを使うことによって時系列で街道、川船、鉄道、橋が整備されることによって、つながり方の変化を明らかにした。学術的には、地理的環境の有利不利となる要因を明らかにし、無意識に起業家はどのようなネットワークを形成し行動するのか、個々人の努力だけでできる範囲を明らかにした。 これにより、社会インフラをどのように整備したら企業家がネットワークを形成しやすくなるかのヒントを導き出すことができた。中長期的には、「まちおこし」の計画に応用できると考える。
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