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2022 年度 実績報告書

イノベーションを継続的に成し遂げるための組織能力についての実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K01755
研究機関神戸大学

研究代表者

宮尾 学  神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80611475)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードイノベーション / 人的資源管理
研究実績の概要

令和4年度には、昨年実施した「ブレークスルー・イノベーションに関わる行動を促進する要因についての質問票調査」で得た、データの分析を行なった。本調査では、調査会社を通じて6429名に回答を依頼し,412名から有効回答を得た。データ分析では、ブレークスルーイノベーションに繋がる行動として、ディスカバリー、インキュベーション、アクセラレーションの3つを同定し、これらの行動を促進する人的資源管理手法を探索した。結果として、イノベーション関連能力を育成するための教育、およびイノベーション関連職務の明確な定義が、従業員によるイノベーション関連行動を促進することが明らかとなった。また、トップマネジメントがブレークスルーイノベーションを支援している場合に限り、報酬がイノベーション行動を促進するという調整効果も明らかになった。なお、ディスカバリー、インキュベーション、アクセラレーションの3つの行動は、実際のイノベーション実現とも結びついていることも示された。
これらの結果は,令和4年11月に米国で開催された国際学会「JPIM Research Forum」にて報告した。
研究機関全体を通しては、オープンイノベーション・ハブが様々な支援を提供するとともにインクルーシブリーダーシップを発揮すること、および人的資源管理システムを適切に設計すること(教育と職務設計、およびトップマネジャーの支援と報酬の組み合わせ)が、イノベーションを促進する要因として重要な役割を果たすことが明らかになった。これらの結果は、1本の学術論文、および1本の学会論文として報告した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 その他

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件)

  • [国際共同研究] Babson College(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      Babson College
  • [学会発表] The Impact of Human Resource Management Practices on Employees' Breakthrough Innovation Behavior2022

    • 著者名/発表者名
      Manabu Miyao, Gina O'Connor
    • 学会等名
      JPIM Research Forum
    • 国際学会

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公開日: 2023-12-25  

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