研究課題/領域番号 |
18K01776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
佐藤 典司 立命館大学, 経営学部, 教授 (20309090)
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研究分担者 |
八重樫 文 立命館大学, 経営学部, 教授 (40318647)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | デザインマネジメント / デザイン・ドリブン・イノベーション / 伝統工芸 |
研究成果の概要 |
暮らしや社会の中に位置づけられる伝統工芸も、技術や制作工程を「変えない」誇りを持ちながらも、自身の作る製品の「意味を変える」ことが必要であり、デザイン・ドリブン・イノベーションの手法が有効であることがわかった。また、伝統工芸の制作にたずさわる職人以外の人々も、伝統工芸の世界に新しい意味を発見し、新しい意味を付与することがわかった。 一方で、課題として、伝統産業を活性化するデザインマネジメントの普及のためには、伝統産業内のみではなく、現代産業・社会を含めた私たちの社会全体が目指すべき新たなビジョンを構築することがきわめて重要であることもわかった。
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自由記述の分野 |
デザインマネジメント
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
伝統工芸産業は、高齢化や後継者不足、原材料の不足や値上がり、需要の低迷などから、衰退の一途をとたどる中、現代のライフスタイルに合わない製品仕様やデザイン、価格、流通形態などによる需要の低迷などが課題であり、デザインマネジメント手法による対応が必要とされている。そうした中、デザインに新しい意味を与えるデザイン・ドリブン・イノベーションの手法が、すでにいくつかの成功した伝統工芸活動事例の中に見出された点や、職人以外の人々が、そこに新しい意味を発見し、新しい意味を付与することがわかったことは、今後の伝統工芸世界をデザインマネジメント手法によって活性化する際に、非有意義な発見となった。
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