研究課題/領域番号 |
18K01778
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07080:経営学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
中川 涼司 立命館大学, 国際関係学部, 教授 (30198048)
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研究分担者 |
苑 志佳 立正大学, 経済学部, 教授 (00308123)
守 政毅 立命館大学, 経営学部, 教授 (00434704)
楊 秋麗 京都橘大学, 経営学部, 准教授 (70531664)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 中国 / 多国籍企業 / 国際化 / 対外直接投資 / 中所得国多国籍企業論 / 創造性資産獲得 / 華人ネット―ワーク / 国有企業改革 |
研究成果の概要 |
苑志佳が単著として『世界進出する中国型多国籍企業』創成社、2023年2月を出版したのが最大の成果である。本書は多くのケース・スタディの積み重ねにより普遍的なフレームワークを提示している。また、中川涼司は先行研究の乏しい中国文化産業の国際進出についての研究を進め、大連万達集団、中国アニメ産業などの国際進出について創造性資産獲得理論によって研究を進めた。守は中国企業の多国籍企業化の受け皿としての華人ネット―ワークの存在を明らかにし、楊は中国中央国有企業の国際化対応の体制改革を明らかにした。 研究成果の社会的公表のため2022年11月の中国経済経営学会2022年度全国大会企画分科会を実施した。
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自由記述の分野 |
中国経済論
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
中国多国籍企業の発展は急速でそれに対する研究も中国、日本、英語圏などでそれぞれ進められている。しかし、1人当たりGNIから見ればまだ上位中所得国である中国の多国籍企業化について、伝統的な先進国のモデルがあてはめられるのか、あるいは、途上国からの多国籍企業化のための理論として開発されたWellsやLallの理論、あるいはDunningの創造性資産獲得理論を使って説明できるかが難問であった。本研究が提起した中所得国多国籍企業論のフレームワークは中所得レベルにある国々は、対途上国と対先進国では多国籍企業化のロジックが異なってくることを論理的に示したものである。本研究を通じてそれらが検証された。
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