研究課題/領域番号 |
18K01784
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研究機関 | 実践女子大学短期大学部 |
研究代表者 |
久保田 佳枝 実践女子大学短期大学部, 英語コミュニケーション学科, 准教授 (40803028)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | サイコロジカル・キャピタル / 心理的資本 / PsyCap / サイコロジカルキャピタル |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、米国にて開発されたサイコロジカル・キャピタル(以下、PsyCap)の日本語版尺度を作成し、作成した日本語版およびオリジナルの英語版PsyCap尺度を用いて日米における質問紙調査の実施および統計的分析をとおして、①国際比較可能な日本語版尺度の確率および、②世界で初となる日本人従業員のPsyCapと職場関連要員との関係性の解明を目指すことである。 2020年度の目的は、日本人調査と同時に実施する予定であった米国人を対象としたオリジナル英語版を用いた調査を実施し、2017年度末に収集した日本人データとともに項目反応理論による分析を行う予定であった。しかしながら、2017年度末に研究手続きを変更し、その後の研究手順の見直し等に時間を要したため、申請時に計画した通りに調査・分析まで至らなかった。 研究手続の変更については、以下の通りである。 2017年度の日本語版尺度の分析結果をもとに、さらなる分析を行い、尺度に微修正を加えた。そのため、2017年度末に再度日本人従業員を対象に修正版日本語版尺度を用いた調査を実施した。2018年度から2020年度にかけて、その信頼性と妥当性の検証等に関する分析を行った。2021年度は、日本人調査と同時に実施する予定であった米国人を対象としたオリジナル英語版を用いた調査を実施し、2017年度末に収集した日本人データとともに項目反応理論による分析を行う予定である。PsyCapと職場関連要因との関係性の解明についても、今後に予定通り行う見通しである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究が遅れている理由は、研究手順の変更および新型コロナウィルスの影響にある。それまで作成してきた尺度に微修正を加える必要性が出てきた。そのため科研費の結果を待たずして調査を実施した。その研究手順の変更に伴い、当初予定していなかった調査の分析に時間を要している。日米調査は別々に実施することに変更し、米国調査は2021年度に実施する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度は、申請当初予定していた英語版尺度によるデータ収集を実施する予定である。本来予定していた日本語版と英語版双方を合わせた分析を行う。
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次年度使用額が生じた理由 |
前述の通り、研究手順の変更および昨年からの新型コロナウィルスの影響により、使用計画どおりに進めることができなかった。それに係る費用は、2021年度に持ち越し、米国人を対象とした質問紙調査を実施する予定である。
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