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2022 年度 研究成果報告書

多国籍企業の知的財産マネジメントとグローバル・シチズンとしての納税責任

研究課題

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研究課題/領域番号 18K01863
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分07080:経営学関連
研究機関龍谷大学

研究代表者

林 尚毅  龍谷大学, 経営学部, 教授 (10300451)

研究分担者 木下 徹弘  龍谷大学, 経営学部, 教授 (20225006)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードICT多国籍企業 / 知的財産 / 移転価格
研究成果の概要

この研究においてまず、ICT多国籍企業が企業価値を最大化するための戦略的行動が、財の移転価格の管理から知的財産の活用へ移行している背景を明示した。その上で、これら多国籍企業のそうした知的財産の戦略的活用において、グローバル・バリューチェーンにおいて生み出された価値が国際的に不公正に分配されている問題点を考察した。最後に、ICT多国籍企業が、そうした国際的な不公正な価値配分行動を是正し、グローバル・シチズンとしてCSRを果たすことによって国際的な企業価値を高めることにつながる可能性を展望した。

自由記述の分野

経営学

研究成果の学術的意義や社会的意義

いま国際社会は多国籍企業が「財の移転価格のコントロールや知的財産権の譲渡管理による税引後利益最大化を追求する従来の企業経営」から「国際社会において公明正大な納税を行うグローバル・シチズンとしてのCSR意識が高い企業経営」へと、その経営スタイルを変革することを要求しているのである。その可能性と具体的な道筋を解明していくことが多国籍企業経営についての重要かつ喫緊の研究課題となっているのである。

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公開日: 2024-01-30  

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