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2018 年度 実施状況報告書

不祥事対応が従業員・消費者に与える影響に関する心理学的実証研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K01876
研究機関神戸大学

研究代表者

日置 孝一  神戸大学, 経営学研究科, 研究員 (60509850)

研究分担者 鈴木 竜太  神戸大学, 経営学研究科, 教授 (80295568)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード不祥事 / 心理要因 / 環境要因
研究実績の概要

本研究の目的は,組織において不祥事が発生した場合に組織がいかに対応すべきかを,ヒトの主観的な判断の視点から切り分け,それぞれのパターンにおける組織の対応が構成員の組織に対するロイヤリティに与える影響と,組織活動の影響を受ける対象(主に消費者)からの組織に対する評価に与える影響の検討を行うことである.
平成30年度には,組織不祥事が発生した際の対応の種類を操作したシナリオ実験を実施した(日本人ビジネスマン45名対象).具体的には,不祥事が生起した会社に対する消費者の視点からの評価が,不祥事に対する会社の対応によって変化するのか否かを検討した.シナリオでは不祥事の対応として,1.現場の意識改革, 2.具体的原因の改善と対応策,3.対応策の実施,4.具体的原因の改善,の4種の対応を行った会社を参加者間条件として呈示した.主な従属変数として,会社への忠誠心(働きたいか,製品を使用したいか,など),や対応そのものの評価を測定した.また並行して,不祥事を生起させる心理・環境要因の解明を目的としたシナリオ実験を実施した(アメリカ人196名,インド人151名対象).具体的には,ある不正(贈賄)を行う機会を与えられた際,その規模(金額)の大きさや種類,さらには参加者の不正行為に対する態度,不正行為の認知度を測定した.さらに,31年度以降の計画に使用する実験用webプログラムおよび実験刺激の作成を行った.

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

2種の実験を実施し,次年度以降の準備も進めている状態である.

今後の研究の推進方策

平成30年度に取得したデータの分析を行う.また分析の結果を利用し,新規シナリオを作成した上で継続の実験を実施する

次年度使用額が生じた理由

実験用プログラムの作成用に購入予定であったPCを購入していないために差額が生じている.今年度実験実施のために購入予定である.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] Hawaii University(米国)

    • 国名
      米国
    • 外国機関名
      Hawaii University

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公開日: 2019-12-27  

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