現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2018年11月4日~12月19日の間に56名を対象に実験を行った。具体的には、1名ずつ装置の前に座ってもらい、7本のCMを、画面に1本ずつ提示して、その視線データを記録した。同時にアイ・トラッキング装置とリンクさせ、皮膚電気反応測定も行った。さらに、実験終了後に、①被調査者の購買特性(合理的・情緒的)、および、「食品選択基準」、②各CMに対する「視聴印象」、好感度、購買意欲についての質問に回答してもらった。 上述の研究結果を以下の二つの論文にして、2020年~2021年3月に発表した。①The Effect of Teaser Advertisement on Consumer Attention to the Product,Shonan Journal27, 1-8.②合理的な購買態度の消費者が注目するテレビCMの表現・制作的要素:アイトラッキングによる分析, 文教大学湘南総合研究所紀要『湘南フォーラム』25, 1-8. その他、以下の投稿論文の作成および学会発表を行った。①アイトラッキングによる自記式質問画面への回答行動の分析: Web調査用質問画面の場合, 浅川雅美・岡野雅雄・林英夫, 行動計量学, 47(2), pp.141-152, ②自記式質問紙調査における多肢選択法への回答行動の分析 ― アイトラッキングによる分析 ―日本行動計量学会第48回大会2020/09 このように、第一回実験に基づいた解析と発表については順調に推移しているものの、計画していた第二回実験は、COVID-19の影響で実験室が使用できなかったため、実施を延期した。そのため、「やや遅れている」という評価とした。
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