研究課題/領域番号 |
18K01893
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分07090:商学関連
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研究機関 | 法政大学 |
研究代表者 |
横山 斉理 法政大学, 経営学部, 教授 (70461126)
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研究分担者 |
東 伸一 青山学院大学, 経営学部, 教授 (70368554)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 食品小売市場 / 地域多様性 / 小売競争 / 小売業態 / retail patronage |
研究成果の概要 |
特定の小売業者や小売業態が顧客に提供する価値は、メーカーや卸売業者など多様なアクターと関わりながら行われる小売競争によって形成される。本研究では、コンビニエンスストア、ドラッグストア、スーパーマーケット、生協などのネット宅配事業者と競合するミニスーパーは、コンビニエンスストアとして評価されるか否かで、重要な店舗属性価値が異なることを実証的に示した。また、狭い商圏での補充買い(fill-in shopping)の場面では、ネット通販や宅配の経験によって、ミニスーパーの顧客ロイヤルティ形成経路が異なることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
商学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
小売業者がどのタイプの小売業態だと位置付けられるかによって顧客が重視する店舗属性が変わるという発見や(Yokoyama et al., 2022)、補充買い(fill-in shopping)局面において小売業者の相対ロイヤルティを形成するパスモデルはインターネットショッピングや宅配の利用経験の有無によって異なるという発見は(Yokoyama et al., 2023)、小売文献に新たな知見を加えた。 研究成果の社会的意義は、小売競争が買い物選択肢に多様性をもたらすという点で社会を豊かにする可能性を示唆したことである。
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