研究課題/領域番号 |
18K01897
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研究機関 | 名城大学 |
研究代表者 |
山岡 隆志 名城大学, 経営学部, 教授 (70739408)
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研究分担者 |
犬塚 篤 名古屋大学, 経済学研究科, 教授 (30377436)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | アドボケイト / 顧客マネジメント |
研究実績の概要 |
2021年度においては、新型コロナ感染症の流行の波が定期的に発生する状態で、中々収束に向かう気配がなかった。このような緊急事態の影響下においては、消費者心理に平時とは異なる現象が発生する恐れがあり、研究代表者の山岡は、さらなる定量調査の実施が行えずにいた。結局、年度末まで状況は変わることがなかったため、定量調査の実施は控えることにした。この期間、研究内容の改善を志向し、ブランド関連の尺度やクチコミ関連の理論に基づいた周辺理論を定量調査のスコープに入れるべく、学術論文および書籍による先行研究レビューを行い定量調査の精査を行うことにした。現在は、これまでの定性および定量調査で得た情報をもとに、モデルの調整および質問内容の詳細な部分の見直しを行い、定量調査実施のための調査設計と実施に向けての準備を行っている。 引き続き、カスタマー・アドボカシー、ブランド、消費者行動関連だけでなく、幅広く周辺理論の先行研究レビューを行った。より良い研究法や最新のデータ分析法の把握のため、関連する学術論文および書籍を熟読し理解に努めた。また、顧客マネジメント、サービス・マーケティング、デジタル・マーケティング、ブランド、消費者行動、データ分析などの本研究テーマに関連する分野を幅広くとらえ、学会および研究会などにオンライン開催のものがほとんどであるが、国内外問わず精力的に参加してきた。これらの活動によって、情報収集および考え方の精査を行うことができ、研究内容の改善を行う上で有益な機会となっている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
精力的に関連する学会や研究会などに参加することにより、関連する分野について広く情報収集を行えた。ただ、新型コロナ感染症流行の影響下において、さらなる定量調査の実施が行えずにいた。
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今後の研究の推進方策 |
研究スコープを広げた定量調査を実施し、これまで得たデータを使って分析を行い、研究結果の論文化に取り組む予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染症の影響により実施できていなかった定量調査を次年度に行うことにした。
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