研究課題
基盤研究(C)
研究期間を通じて、2018、2019年度にメキシコ、2018年に中国大連での現地調査を実施した。学会発表を2018、2019、2022年度に計3回行った。論文を2018、2020、2022年度に計4本執筆した。本研究では、管理会計制度はグローバルで共通化しつつ、現地での管理可能性や文化に適応した運用にすることで、海外現地法人の人事・人的資源管理を活性化できることを明らかにした。特に、海外では管理可能性の観点から、財管分離のマネジメントコントロールシステムの必要性を明らかにした。
管理会計
本研究の成果を、2018年には管理会計学会統一論題など計5回の学会報告ならびに6本の論文執筆し成果報告を行った。日本では、管理の煩雑さを解消する目的で、財務会計と管理会計の情報を一致させる「財管一致」が提唱されることもあった。その中、グローバル企業では財務会計と管理会計を目的に応じて適切に分離し、人的資源管理とも関連させた管理が求められることを明らかにしたことが本研究の学術的意義である。