研究課題
基盤研究(C)
国際的視点を踏まえての会計学研究である。具体的に用いた研究手法は、定性的な研究手法のみならず、定量的な研究手法にも重みを置きながらの研究となる。研究成果は多岐にわたり、査読英文論文2つ(うちひとつはSSCI雑誌)、査読中国語論文2つ、国際学会発表1つ(その中で受賞している)、研究会発表2回、学会発表1回、査読日本語論文1つの研究成果が数えられる。特にSSCI雑誌の論文については、企業の動機に影響を受けている企業開示の行動にメスをいれるものであり、革新性があると評価できる。
会計学
企業の動機が企業の様々な行動に影響を与え、その中において、会計手法の選択はそうであるが、企業のディスクロージャーの仕方にも、企業の動機が深く関わることになっている。政策が企業の任意に任せるのであれば、いわゆる「市場の手」という見えない拘束力の中で企業が動くのであるが、強制的であれば、企業がどの部分が強制的なのかを確認し、それに応じる行動を行う。本研究の研究成果は、このような「企業の動機 対 政策の在り方」に対して示唆を与えようとするものである。