研究課題/領域番号 |
18K01967
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研究機関 | 愛知県立大学 |
研究代表者 |
井戸 聡 愛知県立大学, 日本文化学部, 准教授 (40363907)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 地域おこし協力隊 / 条件不利地域 / 移動 |
研究実績の概要 |
2020年度は年度当初より新型コロナウイルスの影響により、移動の自粛や制限を余儀なくされることが多く、また対面での現地調査などを行うことがたいへん困難な状況が続いた。そのために予定していたフィールドでの現地調査などに関しては、そのほとんどを進めることができなかった。その一方で、これまで行ってきた調査研究での収集データの整理や分析・考察などを行い、その成果を次に示すような報告、論文、著書としてまとめた。報告、論文、著書などとして発表したのは、「トランスローカリティから地方の暮らしを考える」(『ソシオロジ』第65巻1号(第198号)、41-48頁、2020年6月)、「地域についてどのように感じているか/地域の愛着の範囲」(『北海道・京都府 20-30代暮らしの実態と価値観に関する調査報告書』トランスローカリティ研究会、58-70頁、2021年3月)、「移住・定住に関する公的サポートに関する意識調査――愛知県の条件不利地域における定住意向――」(『文字文化財研究所紀要』第7号、1-16頁、2021年3月)、「地域おこし協力隊×地方志向の若者×移動――定住と定住のハザマで――」(『場所から問う若者文化――ポストアーバン化時代の若者論――』木村絵里子・轡田竜蔵・牧野智和編著、晃洋書房、114-116頁、2021年3月)、「「地域おこし協力隊」という日常と実践」(『日常的実践の社会人間学――都市・抵抗・共同性――』松田素二・阿部利洋・井戸聡・大野哲也・野村明宏・松浦雄介編著、山代印刷株式会社出版部、247-260頁、2021年3月)である。本年度に進めることができなかった研究計画の内容に関しては、次年度に繰り越して行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
2020年度は新型コロナウイルスの影響により、移動の制限を余儀なくされ、また対面状況での調査実施ができない状況が続いた。そのため予定していた計画を進めることがほとんどできないという状況であった。一方で、これまでの調査データの整理や分析考察を進め、著書や論文として発表した。
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今後の研究の推進方策 |
2020年度に予定していた研究計画のうち、新型コロナウイルスの影響により進めることができなかった内容に関しては、2021年度に行う予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
2020年度に予定していた調査研究計画については、新型コロナウイルスの影響による移動の自粛や制限、対面調査が実施困難になったことなどにより、フィールドでの現地調査などをほとんど行うことができなかった。使用できなかった助成金に関しては、次年度に繰り越し、2020年度に行う予定であった計画内容に使用する予定である。
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備考 |
(1)井戸聡「地域についてどのように感じているか/地域の愛着の範囲」(『北海道・京都府 20-30 代暮らしの実態と価値観に関する調査 報告書』)
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