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2021 年度 実施状況報告書

サービス・ラーニングを通じた「地域社会と教育困難校の連携」に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K01980
研究機関佛教大学

研究代表者

大束 貢生  佛教大学, 社会学部, 准教授 (20351306)

研究分担者 古川 秀夫  龍谷大学, 国際学部, 教授 (10209166)
富川 拓  聖泉大学, 人間学部, 准教授 (70369627)
山田 一隆  岡山大学, 地域総合研究センター, 准教授 (80460723) [辞退]
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2023-03-31
キーワードサービス・ラーニング / 地域社会と学校との連携 / 生徒の成長 / 学校の変化 / 地域社会の変化 / 中間支援団体 / 地域の受け入れ団体 / 教育困難校
研究実績の概要

昨年度に引き続きコロナ禍の中での研究となったため以下のような問題を抱えている。第一に対象である都立高校の教科「人間と社会」の運営自体がコロナ禍の影響を受けており、調査対象校での生徒の学校外での体験活動の中止それに代わる調べ学習等の学校内での代替学習の増加があり、体験活動によるサービス・ラーニングの効果が依然として検討できない状況にある。第二に生徒受け入れ団体がコロナ禍のため本来の活動が中断・縮小し、学校との連絡もほとんどつかない状況となっている。その結果、当初考えていた生徒・学校・地域社会のそれぞれの効果、さらには連携による効果が見えにくい状態になったことがある。加えてコロナ禍により我々自身の調査出張も制限を受け、調査対象校への訪問、授業の見学等の訪問ができないことが多々あり、研究課題に即した調査状況にないことが問題となっている。
しかしながらこうした中でもコロナ禍2年目を迎え、各高校ではリモートを利用した体験活動や地域の受け入れ団体との連携について模索が続き、徐々にではあるが生徒・学校・地域社会のそれぞれの効果、さらには連携による効果について、ウイズコロナに沿った形式で考えることができるようになってきている。コロナ禍が収束しても、今後まったく元の形での教科運営や体験活動になることはないと思われるため、ウィズコロナでの教科「人間と社会」の運営を通じた生徒・学校・地域社会のそれぞれの効果、さらには連携による効果について考えることとしたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

コロナ禍により、調査対象高校での体験活動が変更を余儀なくされ、特に学校外でのサービス・ラーニング的な体験活動が実施されない状況となり、当初計画していた研究課題が検討できなくなっている。このままコロナ禍が継続されるのであれば、研究課題をウィズコロナに沿った形で修正を行うことを検討している。

今後の研究の推進方策

現在のところ、調査対象校においては、まだ学校外での体験活動がいずれも行われておらず、当初の研究課題の達成は難しい状況にある。したがってウィズコロナに沿った形でコロナ禍においても効果が臨める教科「人間と社会」の運営方法として、リモートでの連携や活動も含めた多様な活動の効果を検討していきたい。

次年度使用額が生じた理由

コロナ禍のため教科「人間と社会」の体験活動が実施されない、また調査出張が禁止され調査ができない等により次年度への調査の持ち越しとなった。各調査実施高校ともウィズコロナでの体験活動を模索して運営を行っているため、次年度は体験活動の見学及びアンケートを実施する。そのための移動・宿泊費やデータ入力費等に充てる予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (3件) (うちオープンアクセス 2件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 日本におけるサービス・ラーニングの展開(22) -「人間と社会」受講による日常の生活態度や能力の変化-2022

    • 著者名/発表者名
      柴田和子・富川拓・大束貢生・古川秀夫
    • 雑誌名

      聖泉論叢

      巻: 29 ページ: 53-65

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 教育機関と地域社会との連携がもたらす可能性に向けて2022

    • 著者名/発表者名
      大束貢生
    • 雑誌名

      佛大社会学

      巻: 46 ページ: 45-49

    • オープンアクセス
  • [雑誌論文] 日本におけるサービス・ラーニングの展開(21)-定時制高校での学びから-2021

    • 著者名/発表者名
      大束貢生,富川拓
    • 雑誌名

      関西教育学年報

      巻: 45 ページ: 61-65

  • [学会発表] 日本におけるサービス・ラーニングの展開(23) ―コロナ禍での教科「人間と社会」の運営から―2021

    • 著者名/発表者名
      大束貢生
    • 学会等名
      第73回関西教育学会大会

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公開日: 2022-12-28  

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