研究課題/領域番号 |
18K01986
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
本多 康生 福岡大学, 人文学部, 准教授 (50586443)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 熊本地震 |
研究実績の概要 |
本年度は、熊本地震被災地における被災高齢者・障害者支援の現況と課題を明らかにするため、甚大被災自治体の中でも、いち早く災害公営住宅の整備が完了した熊本県西原村(震災前人口7,049人、住家全半壊率約56%)で、被災障害者、障害者自立支援施設、民生委員・児童委員、生活支援相談員・補助員、社会福祉協議会、村役場等に対するヒアリング調査を実施した。また、熊本市・益城町で障害者支援を行っている専門家・ボランティアへのヒアリング調査を実施した。 さらに、応急対応期から復旧・復興期にかけて、西原村の複数の避難所や地域のふれあいいきいきサロンで実施した足湯ボランティアの経験をエスノグラフィーとしてまとめ、リフレクティブに記述することによって、熊本地震被災地における足湯ボランティアの課題を明らかにし、今後の展開可能性を探った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
熊本地震被災地において、被災者がいかなる困難に直面し、どのような支援を必要としているかについて、主に生活支援を担う生活支援相談員や民生委員の視点から、総合的な考察を進めている。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、収集したヒアリングデータを精査し、論文化を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
本年度実施した熊本地震被災地での調査分析に時間がかかり、当初予定していた東日本大震災被災地での調査を次年度に移したため。
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