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本年度は、高度成長期最大の勤労青少年サークル「若い根っこの会」の初期（1960年～1962年）の機関誌を復刻した拙編解題『「若い根っこ」の生活記録――高度成長期の勤労青年サークル 雑誌『若い根っこ』編』を金沢文圃閣より刊行するべく、準備を進めた。その過程では、2023年9月に「第11回 東アジアと同時代日本語文学フォーラム バリ大会」において、「高度成長期の勤労青少年サークル「若い根っこの会」の刊行物」と題した口頭発表をおこなった。
なお、上記図書は、2020年の6月から12月にかけて、同会を結成し終生会長を務めた加藤日出男（1929年～2019年）の第一作『東京の若い根っこたち――ある青年団長の手記』（第二書房、1957年）をはじめとする著書を復刻した加藤著・拙編解題『「若い根っこ」の生活記録――高度成長期の勤労青年サークル 単行本編』全4巻（金沢文圃閣）に続くものである。
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