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2023 年度 研究成果報告書

戦後大衆社会の形成と出版メディア―戦時中との連続性と戦後民主主義に着眼して―

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02001
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08010:社会学関連
研究機関帝京大学 (2021-2023)
宮崎公立大学 (2018-2020)

研究代表者

阪本 博志  帝京大学, 文学部, 教授 (10438319)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワード歴史社会学 / メディア史 / ライフヒストリー / 大宅壮一 / 『平凡』『明星』 / 影山三郎 / 希交会 / 若い根っこの会
研究成果の概要

本研究の主な成果は、次の4点である。第1に、大宅壮一の戦時中の活動と戦後の活動の連続性について論じた単著を刊行した。第2に、1950年代を代表する大衆娯楽雑誌『平凡』に、戦後民主主義的要素と戦時中のプロパガンダと重なる要素の両方が存在することを明らかにした論考を発表した。第3に、活字メディアでの戦後民主主義において重要な存在である『朝日新聞』の「ひととき」欄を創設した影山三郎の、月刊誌における全150回の連載をはじめ著書未収録の著作物を集成した図書を、復刻・刊行した。第4に、高度経済成長期の勤労青少年サークルの刊行物を復刻・出版した。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の重要な意義は、次の3点である。第1に、大宅壮一をテーマにした初の学術書を刊行した。大宅については、晩年の重要な連載であるにもかかわらず全集未収録多数であった「サンデー時評」全244回を初めて編集・復刻した。第2に、1950年代の大衆娯楽雑誌『平凡』に関する新たな知見を発表した。第3に、その重要性がこれまでの指摘されてきたサークル「希交会」の機関誌等、高度成長期の勤労青少年サークルの刊行物を復刻・出版した。以上のように、後進の研究者が参考にできる研究成果物を発表するとともに、貴重な文献資料を後世にのこすことができた。

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公開日: 2025-01-30  

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