研究課題/領域番号 |
18K02028
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08010:社会学関連
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
北仲 千里 広島大学, ハラスメント相談室, 准教授 (60467785)
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研究分担者 |
横山 美栄子 広島大学, ハラスメント相談室, 名誉教授 (50259660)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 研究組織 / アカデミック・ハラスメント / 研究倫理 |
研究成果の概要 |
欧米圏で、Academic Bullyingとしてバイオメディカル分野においても実態調査がなされていることがわかった。 全国国公立大学の医歯学系の教員は、半数以上を「助教」が占め(とりわけ臨床系分野では圧倒的に多い)、臨床の現場で働く医師と大学教員との区別が比較的緩やかであること。講師の職位が比較的多く、助手の職位も残っている大学もあるなど、医歯系では研究者としての大学教員とは少し異質な「大学教員」がかなり含まれている可能性がある。 アンケート調査の回答から、研究組織の圧倒的多数が講座制であり、研究費も講座でまとめられていること、ギフトオーサーについては、アンビバレントな態度が見られた。
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自由記述の分野 |
社会学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医学部等がある大学において、その医歯学系の教員数は大学全体の教員のうちのかなり多くを占めるが、その独自の特徴が指摘されることは少ない。バイオメディカル分野は研究倫理の面で大きな影響力をもっており、調査結果からも、国際ジャーナルに研究成果を発表している割合が高いことが明らかである。しかし、その分野の研究者が独自の強固な「講座制」研究組織に属し、オーサーシップに関してもアンビバレントな態度を持っていることは注目に値する。
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