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2020 年度 実施状況報告書

マクロデータとミクロデータの融合による少子化要因の地域差の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18K02054
研究機関大阪商業大学

研究代表者

佐々木 尚之  大阪商業大学, 公共学部, 准教授 (30534953)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2022-03-31
キーワード少子化 / 未婚化 / 家族形成 / ワークライフバランス / ジェンダー / 子育て支援 / 政策評価
研究実績の概要

2020年度は新型コロナウイルスの感染拡大にともない、計画通りに研究を遂行することが著しく困難になった。海外への渡航が不可能になったため、国際学会における口頭発表や海外研究者との交流はすべて延期とした。また、大学内への入構自粛期間が長く続いたため、研究活動に制約があった。しかしながら、代替策を講じることにより可能な限りの研究成果を残すことができたと考える。具体的には、ZoomやGoogleなどのオンライン会議ツールを最大限利用することにより、学会、研究会、セミナーなどに参加した。
雇用状況の悪化と未婚化の関連についての研究では、2010年前後に社会人になった世代を対象にした東京大学社会科学研究所が実施するパネル調査データを用いた。若年層における雇用の質の悪化が未婚化を進める大きな要因になっていることを示唆する結果となった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

新型コロナウイルスの感染拡大による様々な制約はあったものの、代替処置を講じることにより、研究計画とは別の方法で研究を進めることができている。

今後の研究の推進方策

2021年度も引き続き新型コロナウイルスの感染拡大による影響が強く残ることが予想される。オンラインツールを利用することにより、物理的な制約なく国内外の研究者と交流が維持できることから、積極的に成果報告を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

4年に1度開催されるInternational Sociological Association World Congress of Sociologyがブラジルで開催される予定であった。また、台湾中央研究院および中国文化大学の家族研究者らとの研究交流を予定していたものの渡航不可になったため。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件)

  • [雑誌論文] Deteriorating Employment and Marriage Decline in Japan2020

    • 著者名/発表者名
      Matsuda Shigeki、Sasaki Takayuki
    • 雑誌名

      Comparative Population Studies

      巻: 45 ページ: 395-416

    • DOI

      10.12765/CPoS-2020-22

    • 査読あり / オープンアクセス / 国際共著
  • [雑誌論文] アジア諸国における教育と少子化の関連についての理論的背景2020

    • 著者名/発表者名
      松田茂樹・佐々木尚之
    • 雑誌名

      家族社会学研究

      巻: 32 ページ: 169-172

  • [学会発表] 新型コロナウイルスの感染拡大が出生意欲に与えた影響2021

    • 著者名/発表者名
      松田茂樹・佐々木尚之・梁凌詩ナンシー
    • 学会等名
      第70回数理社会学会大会
  • [学会発表] 質問紙調査におけるダイアド・データ調査項目の検討2020

    • 著者名/発表者名
      佐々木尚之
    • 学会等名
      日本家族社会学会第30回大会

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公開日: 2021-12-27  

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