研究課題/領域番号 |
18K02063
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
|
研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
西島 文香 高知大学, 教育研究部人文社会科学系人文社会科学部門, 准教授 (70432812)
|
研究分担者 |
飯國 芳明 高知大学, 教育研究部総合科学系黒潮圏科学部門, 教授 (40184337)
深山 誠也 北海道大学, 経済学研究院, 准教授 (50756682)
行貞 伸二 高知県立大学, 社会福祉学部, 講師 (90435313)
|
研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | 独居後期高齢者 / 中山間地域 / 食品摂取多様性 / 老研式活動能力 / ソーシャルキャピタル / 生活支援ニーズ / GIS / 居住支援 |
研究成果の概要 |
本研究の成果は第1に、高知県いの町吾北地区における独居後期高齢者を対象に全数調査を行い、食料品の購買行動と食生活から食品摂取多様性を明らかにし、ソーシャルキャピタル指標・老研式活動能力指標との相関分析を行い、生活支援ニーズを明らかにしたことである。 第2に、調査対象者の食品摂取多様性を規定する要因として集落人口や高齢化率、居住地の地理的な条件(主要道からの距離や標高)を加え、多変量で解析を行った。その結果、食品摂取多様性の低/高位群に区分される確率と有意に相関する複数の指標が見いだされた。 第3に、高知県が全市町村を対象に行った居住支援施策の調査を分析し、地域包括ケアの課題を検証した。
|
自由記述の分野 |
福祉政策 社会保障
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
まず、高齢化・過疎化が進む中山間地域に暮らす75歳以上の独居高齢者の買い物や食事などを調査し、食品摂取の多様性の程度を明らかにした点である。また、食品摂取の多様性と社会的なつながりや身体的・知的な活動能力との関連を明らかにした点である。 さらに、食品摂取多様性を規定する要因として集落人口や高齢化率、居住地の地理的な条件(主要道からの距離や標高)を加えて分析し、関連の強い複数の指標を見出した点である。 最後に、高知県が全市町村を対象に行った居住支援施策に関する調査を分析し、地域包括ケアの要となる住宅確保・居住支援の実態を明らかにした点である。
|