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2020 年度 研究成果報告書

社会的機能尺度を用いた地域に潜在するひきこもり等困難者の発見と支援の標準化

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02094
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関山陽学園大学

研究代表者

目良 宣子  山陽学園大学, 看護学部, 教授 (20511596)

研究分担者 山田 恒  兵庫医科大学, 医学部, 講師 (20464646)
鈴木 太  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 准教授 (30542683)
牧野 拓也  福井大学, 子どものこころの発達研究センター, 特命助教 (20813752)
山本 智津子  摂南大学, 看護学部, 准教授 (30511589)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワードひきこもり / 社会的機能 / 困難者 / 精神障害 / 身体疾患 / 地域 / 発見 / 保健師
研究成果の概要

美作市20~65歳以下13,220人を対象に、ひきこもり等困難者の発見を試みた。社会活動や家族を除く他者との交流がない社会機能低下者は、人口の2.85%存在した。ひきこもり者は、人口の1.23%存在した。ひきこもり者の半数は、社会的ひきこもりであり、女性が男性の1.3倍だった。精神疾患が原因のひきこもりは、うつ5人、精神病性障害3人、強迫症1人、知的障害2人であった。保健師の関わりは10%に過ぎなかった。
本調査で、ひきこもり等困難者を発見し、その実情を明確にすることができた。地域精神保健を適切に実施するために、地域に潜在する問題を抱えている人への対応を、今後検討していく必要がある。

自由記述の分野

社会福祉学

研究成果の学術的意義や社会的意義

一次調査の回収率が30%台であることや二次調査の不在や調査拒否が一定数存在することによる選択バイアスの可能性があること、発達障害を評価できていないことなど調査の限界があげられるものの、地域住民の社会機能(活動や交流)を調査することによって、地域に潜在するひきこもり等困難者の発見に至った。また、その実態の背景(病気や障害等)を訪問調査により明確にしたことで、地域精神保健を適切に進めることが可能になり、行政の保健師による相談や訪問支援が開始されるとともに、関係機関の体制整備につながった。

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公開日: 2022-01-27   更新日: 2023-01-30  

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