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2023 年度 研究成果報告書

ネット依存症の課題に対応した家族教室のプログラム作成

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02096
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08020:社会福祉学関連
研究機関志學館大学

研究代表者

松本 宏明  志學館大学, 人間関係学部, 教授 (90625518)

研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2024-03-31
キーワードゲーム障害 / ネット依存 / アディクション / 自助グループ / サポートグループ / 情報的構成主義
研究成果の概要

ネット・ゲーム依存での間接的支援としての家族会プログラム作成につながる家族会の機能の提示が最終目的となった。松本(2021)での情報的構成主義で、参加者間等の重なりに入れ子的な意味を見出す理論的裏付けがなされた。増田ら(2022)松本ら(2024)では、心理面接との併用が回復要因と捉えられ、親の回復と親子関係との重なりが重要と考えられた。また参加者へのインタビューから家族会は「情緒的・心理的サポート」「学習と成長」「ゲームとの関係性」が関連しつつ、個人と家族が直面する課題を乗り越える基盤を形成していた。家族会は、親子と家族、援助者とが学び支え合い意味を見出す回復の起点としての機能を担っていた。

自由記述の分野

臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ゲーム障害はICDの診断基準になる等、経済的損失や青少年の将来への影響も甚大である。本人アプローチが困難なまま重症化する事例は多大である。これまで家族支援も重要性は指摘されつつ明確な方法論はなかった。本研究で提示される家族会の方向性は、具体的には①家族会における援助者の積極的関与②個別面接との併用、この2点である。ゲーム依存における家族会の機能が提示されたことは、今後各地で実施されうるであろう家族会の展開方向性を示しうる。これは困難を抱える家族や本人、また精神保健福祉にも大きく寄与しうると考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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