ネット・ゲーム依存での間接的支援としての家族会プログラム作成につながる家族会の機能の提示が最終目的となった。松本(2021)での情報的構成主義で、参加者間等の重なりに入れ子的な意味を見出す理論的裏付けがなされた。増田ら(2022)松本ら(2024)では、心理面接との併用が回復要因と捉えられ、親の回復と親子関係との重なりが重要と考えられた。また参加者へのインタビューから家族会は「情緒的・心理的サポート」「学習と成長」「ゲームとの関係性」が関連しつつ、個人と家族が直面する課題を乗り越える基盤を形成していた。家族会は、親子と家族、援助者とが学び支え合い意味を見出す回復の起点としての機能を担っていた。
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