研究課題/領域番号 |
18K02106
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
澤井 照光 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 教授 (50295078)
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研究分担者 |
野中 隆 長崎大学, 病院(医学系), 准教授 (30606463)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ストーマ関連合併症 / ストーマケア / ストーマ造設術 / 多施設・多職種協働 / 標準化 |
研究成果の概要 |
長崎県内を中心として多施設共同研究グループを組織し、施設毎の患者背景や術式、合併症、専門外来、人的資源、説明に用いる資材等について現況を明らかにするとともに、皮膚・排泄ケア認定看護師との協働によるストーマケア標準化に係る体制を強化した。セルフケアの障害となるストーマ周囲皮膚合併症の発生には挙上腸管とストーマの高さが関連していた。年齢や性別、体格、栄養状態、併存疾患、ストーマの形態、便の状態、ケア実施者とストーマ関連合併症との間に関連はなかった。多職種間における情報伝達のため必要となる知識習得のため、研修会等で活用できる資料を教材として纏めた。
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自由記述の分野 |
消化器外科
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ストーマ保有者の高齢化は、視力・手指巧緻性・認知機能の低下によるセルフケアの困難をもたらし、ストーマ合併症の併発を惹起して日常生活が制限されると介護者の負担が増大する。本研究は、高齢化の進行とともに介護の担い手不足が深刻化する本邦において、地域で生活するストーマ保有者を病院から在宅まで切れ目なくケアするための多施設・多職種協働体制の強化とケアや教育・指導法の統一・標準化、及び関連する臨床研究を推進した点で、社会的かつ学術的にも意義のある取り組みであったと考えられる。
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