子ども・若者支援機関の若者ケアラー等の概念の認識率は高くないものの、その半数が、支援している子ども・若者の中に家族のケアをしていると思われる若者がいると認識しており、若者ケアラーを子ども・若者支援機関の支援対象と位置づけ、若者ケアラーの成人への移行を支援する体制を整備することが重要であると考えられる。また、子ども・若者支援機関の多くが、ケアをすることの若者への影響として、「精神的ストレス・不安定」または「就職できない」ことを認識し、若者ケアラーへの支援として、カウンセリングや居場所の提供などの提供による精神的なサポートや、就活についての知識ややり方の指導などを含む就労支援を行っていた。
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