研究課題/領域番号 |
18K02144
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 日本福祉大学 (2019-2021) 名古屋大学 (2018) |
研究代表者 |
伊藤 美智予 日本福祉大学, 社会福祉学部, 准教授 (10594046)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 地域介入プログラム / プログラム開発 / プログラム評価 / 地域回想法 / 地域づくり |
研究成果の概要 |
本研究で取り上げる「地域記憶」とは、住民らから収集する写真等をもとに編集された地域住民の生活の変容を映す映像である。研究成果には次の4点がある。1)地域住民や行政、介護サービス事業所等と連携し、「地域記憶」づくりを用いた地域介入プログラムを開発した。2)本プログラムに参加することで「地域への愛着が高まる」等の影響がみられた。プログラムの有用性が示唆された。3)地域住民を対象に「地域記憶」の上映会を実施し、9割以上が肯定的な評価であった。「地域記憶」の地域回想法ツールとしての有用性が示唆された。4)他地域へ展開するため、「地域記憶」づくりの一連の手順やポイントを示したDVDを作成した。
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自由記述の分野 |
社会福祉学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、被災地の地域コミュニティ再構築という社会的課題の解決を目指し、「地域記憶」づくりを用いた独創的な地域介入プログラムを開発した。このプログラムが参加者にポジティブな影響をもたらすことも確認できた。プログラムの持続性・応用可能性の観点から、1)地域住民が参加しやすい活動内容、2)低コスト、3)地域づくりの拠点整備、4)ノウハウの言語化と手順書の作成などプログラム設計上の工夫を行った。今後、他地域でも応用可能な地域介入プログラムである。
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