研究課題/領域番号 |
18K02155
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08020:社会福祉学関連
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研究機関 | 岡山県立大学 |
研究代表者 |
佐藤 ゆかり 岡山県立大学, 保健福祉学部, 准教授 (20551815)
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研究分担者 |
宮本 理紗 姫路獨協大学, 医療保健学部, 助教 (20881080)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 認知症とともに生きるご本人 / 介護福祉士 / 認知症ケア実践 / パートナーシップ |
研究成果の概要 |
本研究では、認知症ケアに難易度の階層があることに着目し、認知症の重症度とスタッフの専門教育歴等を考慮した認知症ケア実践の階層モデルを検証すること、より高度な階層のケア実践向上にかかる規定要因の探索および試行的介入を目的とした。 安全管理や生活の安定に向けた環境整備といった土台となるケアの実践頻度は高く、自己決定を支え生きる意欲を支えるケアはおおむね実践されており、社会的交流や地域ケアといった高度なケアは他に比べて実践頻度が低い傾向が観察された。介護福祉士は、認知症とともに生きるご本人の講話を聴講しケアへのコメントを受けることで、認知症ケア実践が向上する可能性が示唆された。
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自由記述の分野 |
保健福祉学、老年社会科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
認知症とともに生きる方々へのケア実践の実態が把握され、ケア実践を向上する促進要因のひとつが探索された。今後、介入効果評価といった研究への進展が見込まれる。また、認知症の重症度を考慮したうえで、介護スタッフの専門教育歴や実践の到達度に合致した効果的なスキルアップ研修プログラム作成の科学的根拠になると考える。
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