本研究は、準不登校児童生徒への効果的な支援方法について明らかにするものであり、準不登校状態から不登校状態への進行を防止できる支援方法を確立することで、不登校の未然防止に資することを目指す研究である。 インタビュー調査によって支援方法30項目を抽出し、全国の小・中学校を対象とした調査でその実施の度合いと効果を明らかにした。不登校状態への進行防止に効果が高かった支援として、「対象児童生徒が活躍できる機会づくり」、「対象児童生徒が登校できた時の意図的な声掛け」、「不登校や不登校兆候児童生徒を支援する教員が、支援のことで相談できる体制、声掛け、励まし」が示された。
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