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2020 年度 研究成果報告書

「米の高次機能利用」をめざした新規米澱粉の物性制御と味覚応答評価系の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 18K02192
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分08030:家政学および生活科学関連
研究機関東京農業大学

研究代表者

阿久澤 さゆり  東京農業大学, 応用生物科学部, 教授 (60256641)

研究分担者 日下部 裕子  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, ユニット長 (90353937)
花城 勲  鹿児島大学, 農水産獣医学域農学系, 准教授 (30336325)
早川 文代  国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 食品研究部門, ユニット長 (00282905)
研究期間 (年度) 2018-04-01 – 2021-03-31
キーワード澱粉 / 味物質 / 構造解析 / レオロジー
研究成果の概要

レトロトランスポゾンTos17の挿入により糖合成酵素の欠損した米を作出し、その構造解析およびレオロジー特性を検討し、変異体米の特性を示した。さらに、糊液に味物質を共存させ、開発した味覚DNAチップの味覚細胞応答評価を用いて味物質の応答を測定した。味強度は共存する澱粉の分子量に影響された。この成果は、官能評価による味強度の評価とともに、味覚細胞における知覚強度を数値化できることを示した。

自由記述の分野

調理科学分野

研究成果の学術的意義や社会的意義

変異体米として、米に新たな機能性を付加することができる方法を示し、さらに、変異体米の米粒の炊飯特性、胚乳分離澱粉の構造とレオロジー特性、さらに味覚細胞を用いて、高分子多糖の物質特性により、共存する味物質の応答強度が異なることを示し、共存する「味物質」の知覚強度を評価する新しい味覚応答評価系を示した。変異体米は「米の機能性」と「味覚強度」の2要素を制御できる高次機能性食品素材として利用することができ、食品素材を用いた料理を考案することで、ヒトの摂食能力に応じた「味わう楽しみ」と「健康寿命の延伸」に貢献できると考える。

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公開日: 2022-01-27  

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