研究課題/領域番号 |
18K02214
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研究機関 | 広島工業大学 |
研究代表者 |
大東 延幸 広島工業大学, 工学部, 准教授 (60274130)
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研究分担者 |
松本 慎平 広島工業大学, 情報学部, 准教授 (30455183)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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キーワード | 高齢化と交通 / 交通に関する調査 / 交通行動の変化 / 交通意識の変化 / NPO法人 |
研究実績の概要 |
研究2年目は、昨年度の調査結果に関する分析を進めることができ、更なる追加調査の実施にも至った。具体的には、昨年度自治体の全面的な協力を得て実施した対象領域の意識調査結果のサンプル数が多く、その分析においても信頼性の高い分析を行う事ができた。また、サンプル数が多かったことから、調査対象地域の住宅地の立地状況と交通行動の関連性に関しても信頼性の高い分析を行う事ができた。また昨年度に行った住宅団地とその内外の交通に関する問題点の調査から、地域活動情報共有による効果の可能性と、更に地域に参加する事で得られる可能性を見出す事ができた。この点に関しても、サンプル数が多かったことから、信頼性の高い分析を行う事ができた。また、システムの運用を目指し、実装に向けたシステム設計もその多くができ、サーバの構築も完成した。これらの事から目指す情報システムの運用に目途をつけることができた。これらの成果は学会論文として発表済みである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1)対象領域の意識調査結果分析については、自治体の全面的な協力を得て、調査対象地域の住宅団地への交通意識に関する調査を実行する事が出来た。同様に活動情報共有による効果の可能性と、更に地域に参加する事で得られる可能性を見出す事ができ、研究の理論的妥当性の確保に道筋がついた。 2)「ためまっぷ」の技術の拡張については、基本システムとのデータを共有可能とするための連携用技術を習得し、システム設計の大半が出来、サーバ構築も大半が出来た。 3)移動支援システムのプロトタイプリリースに関しては、社会実験:移動マッチングシステムの要件を定義出来たが、必要機能を実装するには細部の検討が必要と考えている。これは次年度の作業であるが、上記の1)の調査結果よりその材料は入手出来ている。また、研究代表者らが提案システムの運用を視野に入れ設立したNPO法人 FIVE(http://www.city.hiroshima.lg.jp/www/contents/1384995381935/)が存在しており、ここを窓口として実地に導入し試験運用を行う道筋はついている。
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今後の研究の推進方策 |
対象領域の意識調査結果の分析ができたのでこの分析を基に、想定している情報システムへの実装を行う。すでに部分的なサーバーは構築しているので、、実装を予定している「ためまっぷ」の技術の拡張、基本システムとのデータを共有可能とするための連携用技術を確立し、システム設計を行う。更に移動支援システムのプロトタイプリリースを目指し、社会実験・移動マッチングシステムの要件と定義の詳細を詰め、必要機能を実装し、実地への導入及び試験運用を目指す。最後に、社会実験結果のデータ分析から知識発見:利用者ログやアンケートデータを収集するためのデータベースサーバ及びユーザインタフェースを構築し、基本統計処理や多変量処理により利用者の行動分析を目指し、その結果から、地域コミュニティの活性化に向けての提案システムの効果、交通行動の知識を獲得することを目指す。
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次年度使用額が生じた理由 |
(理由)統計処理作業に既存の施設を一部使用し効率化を図ったため、次年度使用額に差が生じた。 (使用計画) 上記の変更により、解析作業の効率化と次年度以降のシステム開発の方へ予算を振り分ける計画とする。
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