研究課題/領域番号 |
18K02223
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
西尾 幸一郎 山口大学, 教育学部, 准教授 (70426534)
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研究分担者 |
黒光 貴峰 鹿児島大学, 法文教育学域教育学系, 准教授 (50452925)
青木 健 山口大学, 教育学部, 准教授 (60332938)
田本 正一 山口大学, 教育学部, 講師 (30808126)
宮木 秀雄 山口大学, 教育学部, 講師 (30710785)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 住教育 / 家庭科 / 授業開発 / アクティブラーニング / 学校教育 |
研究実績の概要 |
本研究では、教科連携を前提とした住教育教材を開発し、保健体育 社会科、理科などの他教科 他領域に配分された時間の中で活用することで、相互の学習を深化させつつ、住教育に関わるトータルの学習時間を十分に確保することを目的としている。 研究3年目(当初計画では最終年度)となる本年度は、これまでに開発した教材を活用して小学校等での授業実践を行い、その有効性や改善点などについて検討する予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けてそのほとんどを実施することができなかった。その代替措置として、コロナ禍やGIGAスクール構想により学校現場で急速に普及したICT機器やWeb会議サービスを有効に活用して遠隔授業を新たに開発し、実施することとした。具体的には、高等学校家庭科におけるゲストティーチャーを招いた遠隔授業(海外在住の大学生から現地の暮らしを学ぶ、オンラインでの住まいの見学会など)や、オーストラリアと日本の小学校をオンラインで接続した合同授業(環境問題に関する意見交換)、オンラインによるお片づけ教室などを実施した。2020年度から始まった教育改革においてICT教育を推進することが大きな柱の一つであることもあり、上記のような授業実践は現場の教員から大いに注目され、今後の授業をデザインする上で様々な示唆を与えるものと評価された。 ただし、当初の研究目標は十分に達成することはできなかったので、研究機関を1年間延長することとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルスの感染拡大を防止する観点から、学校現場での授業実践を実施することが困難であったため。
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今後の研究の推進方策 |
研究期間を1年間延長することとした。3密に配慮しながらの授業実践や、オンラインを活用した授業実践を進めていく予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、いくつかの授業実践や学会発表の予定が中止となったため、予算に未使用額が生じた。コロナの問題が終息し次第、授業を実施し、学会での発表も行う予定である。
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