研究課題/領域番号 |
18K02225
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 埼玉医科大学 |
研究代表者 |
新井 智之 埼玉医科大学, 保健医療学部, 准教授 (70583061)
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研究分担者 |
丸谷 康平 埼玉医科大学, 保健医療学部, 非常勤講師 (00626369)
藤田 博暁 埼玉医科大学, 保健医療学部, 教授 (40383096)
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研究期間 (年度) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | ロコモティブシンドローム / フレイル / サルコペニア / 高齢者 / 介護予防 / 健康増進 / 転倒予防 |
研究成果の概要 |
本研究では、高齢者550人を対象に、ロコモの進行に影響する要因やロコモとフレイル・サルコペニア・骨粗鬆症といった障害との関連を明らかにし、ロコモの重症度別の運動介入の効果を検証することを目的とした. 結果として、ロコモは高齢者の将来の転倒に影響していること、骨強度の指標である身長低下も将来の転倒に関連していることを明らかにした.また筋肉量と骨密度の両方が低下している人は、片方だけの障害に比べ、有意に生活機能が低下していることを明らかにした.さらにロコモは、フレイルやサルコペニアを包含することが示され、ロコモへの早期からの対策が、フレイルやサルコペニアの対策となることが示された.
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自由記述の分野 |
老年学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の結果から、ロコモティブシンドロームが重症化するとフレイルやサルコペニアへと進行する可能性が示唆され、できるだけ早期からロコモティブシンドロームへの対策を行うことが、フレイルやサルコペニアの予防につながることが推察された。 ロコモティブシンドロームの対策は、対象者のロコモティブシンドロームの重症度や転倒リスクの程度によって運動内容を変える必要があるが、本研究の成果は、ロコモティブシンドローム予防方法の確立に寄与すると考えている。さらに本研究の成果を元に、人間ドックにおけるロコモ健診システムの構築に向けての研究が現在進行中である。
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